
朝、オフィスのLINEが鳴りました。
みかさんのLINEも鳴りました。
メッセージを見ると、
「緊急です!」
そして、その下には1枚の写真。
送られてきたのは、来年度の履修科目を決めるための書類でした。
送り主は、カナダの高校に通っているGrade 10の学生。
9月からGrade 11、日本でいう高校2年生になります。
そして、その学生からの質問は、
「Composition 11とCreative Writing 11、どちらを取ったらいいですか?」
というものでした。
……なるほど。
これは確かに、本人からすると「緊急」・・・。
カナダの高校は、科目名だけでは分かりにくい
カナダの高校では、日本の高校とは少し違って、自分で履修する科目を選んでいく場面があります。
卒業に必要な必須科目がある一方で、選択できる科目もたくさんあります。
学校によって開講されている授業も違います。
そして、科目名を見ただけでは、
「これって、どんな授業?」
となることもあります。
今回のComposition 11とCreative Writing 11も、英語に関係する授業で、必須科目だということは分かっても、
「自分にはどちらが合っているんだろう?」
と迷うのは、無理もありません。
特に、英語が母語ではない学生にとっては、授業名だけで内容や難しさをイメージするのは簡単ではありません。
カウンセラーに聞くこともできます
もちろん、学校にはカウンセラーがいます。
履修科目について分からないことがあれば、カウンセラーに相談することもできます。
ただ、英語でその科目について細かいことを質問した後に、これについての説明を聞くことは、留学生にとっては簡単ではないこともあります。
それに、学校でカウンセラーとのタイミングが合わなかったり、何をどう聞けばいいのか分からなかったりすることもあります。
そんなときに、
「これ、どうしたらいいですか?」
と、まず私たちにLINEを送ってくる学生もいます。
じゃあ、どちらを選ぶ?
このような相談を受けたとき、単純に、
「こっちがいいよ。」
と決めるわけではありません。
その学生がこれまでどんな科目を履修してきたのか。
今、どんな科目を取っているのか。
卒業までに必要な単位は何か。
そして、その先にどんな進路を考えているのか。
そういったことを一緒に確認します。
Grade 11からの授業選びなら、Grade 12でどんな科目を履修することになるのか、その先の進学を考えたときにどうつながっていくのか、ということも考える必要があります。
「どちらの授業が好きそうか」だけではなく、その先まで見ながら考えていきます。
学生によって、相談する内容も違います
もちろん、毎回このような質問が来るわけではありません。
「この科目とこの科目、どっちがいい?」
という相談もあれば、
「この授業って難しいですか?」
「この科目を取ったら、来年は何を取ることになりますか?」
という相談もあります。
それぞれ、自分の興味や進路、これまでの履修状況を考えながら、少しずつ来年度の時間割を決めていきます。
そして、LINEで「緊急です!」
今回の学生も、最初から全部を一人で決めていたわけではありません。
学校から渡された書類を見て、
「これ、どうしよう?」
と思ったところで、LINEを送ってきました。
しかも、
「緊急です!」
と。。。。
でも、こういう相談ができることも、高校留学では大切だと思っています。
分からない科目名があったら聞く。
迷ったら相談する。
自分で調べて、それでも分からなければ確認する。
そうやって一つずつ決めていけばいい。
実際に、学生たちから履修について相談を受けたときは、これまでの履修状況や卒業までの予定を確認しながら、どの科目を選ぶかを一緒に考えます。
来年度の時間割が決まれば、次はまた新しい学年。
Grade 10だった学生も、9月からはGrade 11です。
こうして毎年、学生たちの履修科目を確認しながら、
「もうこの学年か。」
と思うことがあります。
朝から「緊急です!」とLINEが来ることもありますが、これもカナダの高校生活の一つの日常です。。。
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