
カナダの高校生たちは夏休みに入りました。
補習のある学生はまだ学校へ登校していますが、今のところ当センターの学生から補習受講の連絡は入ってきていません。ひと安心です。
ただ、野球をしている学生たちはまだまだ夏休み気分ではありません。
シーズン真っただ中です。
カナダ高校野球留学を検討されるご家庭から、
「チームはどうやって決まるのですか?」
という質問をいただくことがあります。
実は、その方法はひとつではありません。
視察ツアーで現地の監督やコーチと会い、練習に参加して、そのままトライアウトを兼ねて所属が決まる学生もいます。
また、視察ツアーに参加せず、日本からプレー動画を送り、その動画を見たコーチからOKをもらって所属先が決まるケースもあります。
もちろん、チームによって活動内容やレベルは異なります。
トーナメントやアメリカ遠征が多いチームもあれば、地域を中心に活動するチームもあります。
そのため、まずは学生がどこまで野球に取り組みたいのかを確認し、現地にどのようなチームがあるのかをご説明したうえで、希望するチームへ連絡を取っています。
チームが決まってから、高校選びを進めることも少なくありません。
一方で、高校への入学が決まってから、
「やっぱり野球を続けたい」
という気持ちが強くなる学生もいます。
そんな時は、みかさんがチームの監督やコーチへ連絡を取り、練習参加の日程を調整します。
実際に練習へ参加し、そのままチームに合格してシーズンをプレーしている学生もいます。
留学前にすべてが決まっているとは限りません。
現地に来てから道が開けることもあります。
チームに所属した後も、競技生活は続いていきます。
春から夏のシーズンをプレーし、秋のフォールボール、冬のトレーニングを経て、翌シーズンのロースターに残れるかどうかが判断されます。
思うような結果が出なければ、別のリーグで経験を積みながら次のチャンスを目指す学生もいます。
カナダの野球は、一度チームに入ったら終わりではなく、毎年が挑戦の連続です。
実力のある学生たちは、アメリカ遠征やショーケースへの参加機会も増えていきます。
書類作成をしていると、
「え?またアメリカですか?」
と思わず聞き返してしまうこともあります。すると、
「人数が足りなくて呼ばれたんだわ」と、みかさんから返ってくることも。
「授業、大丈夫かな……」と少し心配になることもあります(笑)。
以前、3月に中学校を卒業し、4月からカナダで高校生活と野球をスタートした学生がいました。
高校1年生にあたるGrade10を終えた頃、その学生はオンタリオのチームへ移ることを決断しました。
きっかけは、所属チームのコーチがそのチームへ移ることになったからです。
BC州を拠点とする当センターのサポートも、そこで一区切りになりました。
その後しばらくは、オンタリオで新しい学校、新しいホームステイ、新しいチームでの生活が始まりました。その学生は「サポートがある環境」と「サポートがない環境」の両方を経験することになりました。
そんな中で相談を受けることがあり、当センターではめずらしく遠隔でのサポートを行うことになりました。
学校や教育委員会との連絡から始まり、新しいホストファミリー探しも始まりました。BC州からオンタリオのホストファミリーを探すのは簡単ではありません。現地確認ができないため、FaceTimeをつないで、連絡の取れたホストファミリーと話したこともありました。
結果的に学校もホームステイも変更し、新しい環境で再スタート。
その後、無事にアメリカのD1カレッジへ進学しました。
卒業式には、みかさんもオンタリオまで飛び、引っ越しの荷造りやアメリカへの荷物発送まで手伝っていました。
もちろん、すべての学生が同じ道を歩むわけではありません。
チームの決まり方も違えば、進路も違います。
動画からスタートする学生もいれば、現地でチャンスをつかむ学生もいます。
順調に進むこともあれば、途中で環境を変える決断をすることもあります。
視察ツアーからスタートし、希望していたチームに入り、カナダでの野球と高校生活を楽しみながら、D1カレッジへフルライドで進学した学生もいます。
みんな、いつ勉強しているんだろうと思うくらい遊んで野球をしています。
ただ、カレッジ進学が近づくと話は別です。
TOEFLのスコアを上げるために、一生懸命勉強している姿もたくさん見てきました(笑)。
進学先のカレッジ野球に関することは、学生自身がコーチへ連絡を取っています。
TOEFLスコアの免除条件を確認したり、必要な手続きについて質問したり。
普段はそんな素振りのない彼らですが、進学が近づくと意外としっかりやっています(笑)。
視察ツアーでチームを決める学生。
動画を送って所属先が決まる学生。
現地校に通い始めてからチームを決める学生。
カナダ高校留学スタートの形はそれぞれです。
高校卒業後の進路も様々ですが、共通しているのは野球が好きなこと。
彼らは学業と両立しながら、カナダでの高校生活を楽しんでいます。
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