
カナダ高校留学をしたある学生のお話です。
4月、日本の中学校を卒業したばかりの学生がカナダへ到着しました。
9月からカナダの高校でGrade 10(日本の高校1年生)として就学を開始する予定だったため、4月から8月中旬までは語学学校に通い、英語力を伸ばしていきました。
その学生の中学時代の英語について聞いてみると、
「文法の基礎が十分に身についているとは言えないかな」
という状態でした。
そして、1年後。
その学生は、カナダでの高校1年生を無事に修了しました。
さて、その学生の英語力はどうなったのでしょうか。
授業以外でも自分なりに勉強を続けていたようで、今の英語力は、中学時代の話を聞いていたら「ほんとに?」と言いたくなるくらい、大きく伸びていました。
もちろん、学校の授業だけで身についた英語ではありません。
ホームステイでの生活や友達との会話など、毎日の生活の中で自然と身についた英語もたくさんあります。
耳から覚えた英語もたくさんあります。
そして何より、その学生自身が努力を続けた結果です。
ただ、今回この学生の話を書こうと思ったのは、英語力が大きく伸びたからだけではありません。
カナダ高校留学をする学生たちを見ていると、改めて感じることがあります。
それは、英語そのものが、留学の一番の目的ではない学生が多いということです。
「カナダの高校を卒業したい」
「カナダでスポーツを続けたい」
「将来につながる経験をしたい」
「アメリカ/カナダの大学に行きたい」
「日本の~大学に進学したい」
学生によって、カナダへ来る理由はさまざまです。
その目的をかなえるために、英語が必要になります。
だから、英語は大切です。
学校の授業を理解するためにも、先生や友達とコミュニケーションを取るためにも、英語を勉強する必要があります。
でも、英語を勉強すること自体がゴールではありません。
その先にある「自分がカナダでしたいこと」があるから、英語も必要になる。
みんなが最初から英語が得意なわけではありません。
それでも、自分の目的に向かってカナダで高校生活を続ける中で、必要な英語を少しずつ身につけていきました。
もちろん、英語力の伸び方には個人差があります。
みんなが同じように伸びるわけではありません。
でも、これまでたくさんの学生を見てきて、私たちが感じることがあります。
それは、最初から英語が得意だったかどうかよりも、自分が何をしたいのか、何のために留学するのかを持っていることが、長い留学生活の中で大きな支えになるということです。
カナダ高校留学は、英語を身につけるためだけの留学ではありません。
英語は、カナダで自分のやりたいことを実現するために必要になるもの。
だからこそ、勉強する。
そして、その必要に迫られながら使っていくうちに、少しずつ身についていく英語もあります。
一歩ずつ積み重ねていくことで、あとから振り返った時に、自分でも驚くような成長につながっていることがあります。
そんな学生たちの姿を、これからも楽しみに見守っていきたいと思います。
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