カナダ高校留学。現地校へ行く前に、まず語学学校に通っていた学生のお話です。
前回の記事の続きです。
10か月の語学留学を終える頃、
「現地校に行きたい」
と言った学生。
すでに秋が深まっていた頃でした。
当時滞在していたホストファミリーを変更したくなかったので、今のホストファミリーのところから通えるエリアの学校に通いたい。ホストファミリーとは、とても仲良くしていました。
そこで、そのエリアの学校について調べ、いろいろな準備が始まりました。
幸い、2月からの就学にまだ間に合う学校があることが分かり、手続きを進めることに。
そして、ここで一つの難題が。
学校に提出する書類の中に、なんと英語で作文を書くものがありました。
語学学校に通いながら英語の勉強をしてきたとはいえ、英語で作文を書くのはまた別の話。
語学学校が終わる時間には電車に乗ってたの?と思うほど早くオフィスへ到着した学生。
提出用の英作文の作成に取りかかります。
「これは英語でどうしたらいい?」
「何て書くの?」
次から次へと質問が飛んできます。
一緒に考えながら、少しずつ文章を書いていきます。
そして、やっと書き上げた頃には、外はもう真っ暗。
こんなに長い時間、英語に集中したのは初めてだったかもしれません。
そんなこんなで準備を終え、
無事に2月から現地校での就学が始まりました。
スポーツもしていた学生だったので、シーズンが始まると学校とスポーツで、とても忙しい毎日。
それでも、最初から、
「学校、楽しい!」
と、すぐに友達もできました。
放課後には友達と遊びに出かけることも増えたようです。
そして、忙しい毎日の中でも、ホストファミリーとの関係が悪くなることはありませんでした。
現地校での生活にも少しずつ慣れていき、後期が終わる頃。
今度は、進学について考え始めました。
もしかしたら、留学中に進学について考えたのは、これが初めてだったかもしれません。
「カナダで進学する」ということも少し頭をよぎり、一緒にカレッジを調べてみたりもしました。
でも、
「一度日本に帰って、両親とよく話してから決める」
と。
後期が終わり、チームのシーズンも終了。
そして、日本へ帰国しました。
この留学で、この学生が得たものは何だったのかな。
英語。
友達。
ホストファミリーとの関係。
カナダでの生活。
もちろん、いろいろあると思います。
でも、スタッフが一番大きかったんじゃないかなと思うのは、
人見知りの克服。
最初は、スタッフともほとんど話さず、休み時間もランチも一人で過ごしていた学生。
それが、語学学校で友達ができ、
放課後に一緒に出かけ、
現地校ではすぐに友達ができて、
忙しい毎日を過ごしながら、今度はカナダでの進学まで考えるようになりました。
10か月の語学留学から始まったカナダ生活。
その先には、本人も最初は想像していなかった変化が待っていました。

