ネットサーフィンをしていて、ふと思うことがあります。
インターネットやSNSが当たり前になった今、「分からないことはまず検索する」という時代になりました。
そんな中で見かけたのが、「カナダ高校留学で友達をつくるには」といった内容の記事でした。
なかなか面白いタイトルだなと思いました。
そして、「友達って、どうやってつくるものなんだろう?」と考えたんです。
友達は、「作ろう」と頑張ってできるというより、何気ない会話や毎日の積み重ねの中で、気が付けば仲良くなっている、そんな存在なのかもしれません。
今まで多くの学生たちを見てきましたが、カナダ到着時は、時差や新しい環境に興奮していたり、不安でいっぱいだったり。
オリエンテーションでは、「友達ができるかな」と心配するというより、「迷子にならないかな」「ちゃんと学校まで行けるかな」と、目の前のことで頭がいっぱいになっている学生のほうが多いように感じます。
中には、「友達ができるかな」と心配しながらも、話しかけられると恥ずかしくなってしまうような、とても人見知りな学生もいます。
もちろん、自分から話しかける勇気が必要な場面もあります。
初めて教室に入って、「隣の席の子と友達になれるかな」と緊張することもあるでしょう。
でも、その日のうちに何気ないきっかけで会話が始まり、少しずつ話すようになって、その友達を通してまた新しい友達ができていく。
そんなふうに、自然と友達の輪は広がっていくものではないでしょうか。
もちろん、カナダでは言葉も文化も違います。
簡単なことではありません。
でも、同じ年代の学生同士。共通するものはたくさんあります。
そして、現地でいつも「すごいな」と思う光景があります。
初めての留学では、多くの生徒が語学学校や現地校のESL(英語学習)クラスで学び始めます。
そこにいるのは、英語を母国語としない留学生ばかり。
みんな英語が完璧に話せるわけではありません。
単語を並べたり、ジェスチャーを使ったり、ときには翻訳アプリを見せ合ったり。
それでも本人たちは大笑いしていて、ちゃんと通じ合っているんです。
「どうやって会話してるの?」と思うくらい(笑)。
放課後には一緒に遊びに行き、週末にはイベントへ出かけ、気が付けばとても仲良しになっています。
きっと周りから見たら、「どうやって会話が成立しているんだろう?」と思うような場面もたくさんあるはずです。
でも本人たちは、ちゃんと理解し合っています。
その姿を見るたびに、人と人が仲良くなるために必要なのは、完璧な英語力だけではないんだなと感じます。
言語は、コミュニケーションを取るためのひとつのツールに過ぎません。
そのツールを十分に身につける前から、お互いに伝えようとし、理解しようとし、心で会話しているように見えるのです。
だから、カナダへ来る前から「友達ができるかな」と心配しすぎなくても大丈夫。
その時々の自分の気持ちで動いて大丈夫。
学校初日の放課後にはすでにクラスメイトと仲良くなり、「明日、一緒に遊びに行ってくる!」と嬉しそうに話してくれる学生もたくさんいます。
だから、「友達ができるかな」と心配しすぎなくても大丈夫。
その時々の自分の気持ちのまま、一歩ずつ進んでいけば大丈夫です。
どうにでもなるんです。
少し肩の力を抜いて、新しい出会いを楽しみにカナダへ来てもらえたら嬉しいです。

