カナダ高校留学中の学生たち。
高校1年生の頃から、少しずつ進路について考えていこうとは伝えているのですが……
実際には、なかなかそこまで考える余裕がない学生も多いです。
高校1年目は、カナダでの生活、現地校での学校生活、授業スタイルなど、まずは新しい環境に慣れることが大切。
特に最初は、英語と格闘する日々です。
高校2年目になると、英語にも少しずつ慣れ、授業にも慣れてきます。
友達もできて、カナダでの生活が楽しくなってくる学生も多くいます。
そして高校3年目。
ここでようやく、本格的に進路について考え始める学生が多くなります。
カナダ国内の大学へ進学するのか。
日本の大学へ進学するのか。
アメリカへ進学するのか。
そんな話をしながら進路相談をしていると、面白いことがあります。
高校2年生の頃に考えていた進路と、高校3年生になってから考えている進路が変わっていることが、結構あるのです。
自分の中で「こんな進路もあるかもしれない」と選択肢が増えてくると、オフィスに進路相談に来るたびに、言っていることが少しずつ変わっていくことも。笑
「やっぱりこっちかな」
「いや、こっちもいいかもしれない」
「これならできるかも」
そんなふうに、進路がいろいろな方向へ動いていきます。
もちろん、最初から最後まで目標がぶれない学生もいます。
でも、カナダで高校生活を送る中で、いろいろな可能性を知り、考えた末に進路を決めていく学生もたくさんいます。
例えば、最初からアメリカのカレッジを目指していた学生。
高校3年生になってから、自分では願書を出すことさえ難しいと思っていた4年制大学にも、実は出願できると気づきました。
そこから進路を考え直し、本命だった4年制大学への出願に向けて、カレッジエッセイに取り組み始めました。
また、最初から日本の大学への進学を考えていた学生もいました。
医療系の進路を目指して、日本の大学の募集要項を調べ、カナダにいながら受験勉強を始めてみたものの、実際に取り組んでみると、思っていた以上に日本の受験勉強との違いがありました。
そこで進路を方向転換。
最終的には、カナダ国内の大学へ進学することになりました。
そして、日本の高校では理系コースに在籍していた学生。
カナダでの高校卒業留学へ切り替えた当初は、アメリカの大学への進学を目指していました。
自分でアメリカの大学へ問い合わせをするなど、早い段階から進学について動いていた学生です。
ところが、高校生活を送る中で進路を考え直し、最終的に選んだのは、日本の自宅から通える範囲にある有名私立大学。
高校留学を始めたときに思い描いていた進路とは、全く違う道を選びました。
もちろん、最初に決めた目標に向かって、そのまま進んでいく学生もいます。
でも、カナダで高校生活を送る3年間の中で、英語や学校生活に慣れ、いろいろな人と出会い、自分のことを考える時間も増えていく。
その中で、
「こっちの方が自分に合っているかもしれない」
「こんな進路もあるんだ」
と、新しい選択肢が見えてくることがあります。
だから、カナダ高校留学を始める時点で、進路をすべて決めておく必要はないのかもしれません。
もちろん、早めに考えておくことは大切です。
でも、高校生活を送りながら考えが変わることも、決して珍しいことではありません。
最初に思い描いていた道とは違う道を選んでも、それがその学生にとっての新しい進路になる。
これまでたくさんの学生の進路相談をしてきて、そんな場面を何度も見てきました。

